
メッシュマップとは?地域メッシュの種類や作り方、活用事例をわかりやすく解説
エリアマーケティングや都市計画、防災分野などで、「メッシュマップ」という言葉を聞いたことはありませんか。メッシュマップは、地域ごとの人口や世帯数などの統計情報を地図上でわかりやすく可視化するための強力なツールです。
この記事では、メッシュマップの基本から、その種類、ビジネスや行政での具体的な活用事例、そしてGISとの関係性までを初心者にも分かりやすく解説します。
目次[非表示]
- 1.メッシュマップ(地域メッシュ)とは?
- 2.メッシュマップで使われる「標準地域メッシュ」の種類
- 2.1.第1次メッシュ(約80km四方)
- 2.2.第2次メッシュ(約10km四方)
- 2.3.第3次メッシュ(約1km四方)
- 2.4.さらに細かいメッシュ(500m、250mなど)
- 2.5.一目でわかる!地域メッシュの種類と大きさの比較表
- 3.メッシュマップの具体的な活用事例
- 3.1.事例1:商圏分析・エリアマーケティング
- 3.2.事例2:不動産開発・管理
- 3.3.事例3:防災・ハザードマップ
- 3.4.事例4:行政サービス・都市計画
- 4.メッシュマップの作成・閲覧方法
- 5.メッシュマップとGISを組み合わせた高度な分析
- 6.まとめ
- 7.メッシュマップの活用ならゼンリンデータコム
メッシュマップ(地域メッシュ)とは?
メッシュマップ、または地域メッシュとは、地域を緯度・経度に基づいて網の目状に分割し、それぞれの区画に統計情報を割り当てて可視化した地図のことです。
地図を網の目(メッシュ)で区切った統計地図
メッシュマップの最大の特徴は、市区町村などの行政区画とは無関係に、日本全国を同じ大きさ・同じ形で区切っている点です。
例えば、異なる面積を持つ自治体同士でも、同じサイズのメッシュ単位で人口密度や世帯数を比較できます。そのため、地域ごとの特徴を客観的に分析できます。
メッシュマップを活用する3つのメリット
メッシュマップには主に次の3つのメリットがあります。
- 地域の境界線に影響されない
- 地域ごとの比較がしやすい
- 統計データの可視化・分析が容易
メリット | 詳細 |
|---|---|
境界線の普遍性 | 行政区画の変更に左右されず、時系列分析がしやすい |
比較分析の容易さ | 均一な区画のため地域比較を客観的に行える |
データの可視化 | 人口密度や人口分布などを地図上で視覚的に把握できる |
メッシュマップで使われる「標準地域メッシュ」の種類
標準地域メッシュは総務省統計局によって定められている区画で、第1次メッシュから段階的に細分化されています。
第1次メッシュ(約80km四方)
日本全国をカバーする最も大きな区画で、広域的な分析に利用されます。
第2次メッシュ(約10km四方)
第1次メッシュを縦横8等分した区画で、都道府県単位の分析に適しています。
第3次メッシュ(約1km四方)
第2次メッシュを縦横10等分した区画です。国勢調査などの統計データでは、地域メッシュコードを利用して人口や世帯数が管理されています。
さらに細かいメッシュ(500m、250mなど)
- 2分の1地域メッシュ(約500m四方)
- 4分の1地域メッシュ(約250m四方)
- 8分の1地域メッシュ(約125m四方)
都市部における詳細な商圏分析や地域分析で活用されています。
一目でわかる!地域メッシュの種類と大きさの比較表
メッシュの種類 | 1辺の長さ | 主な用途 |
|---|---|---|
第1次メッシュ | 約80km | 広域分析 |
第2次メッシュ | 約10km | 都道府県分析 |
第3次メッシュ | 約1km | 各種統計の基準メッシュ |
2分の1地域メッシュ | 約500m | 小規模商圏分析 |
4分の1地域メッシュ | 約250m | 詳細なエリア分析 |
8分の1地域メッシュ | 約125m | 精密な商圏分析 |
メッシュマップの具体的な活用事例
事例1:商圏分析・エリアマーケティング
人口、世帯数、年齢構成、昼間人口などの統計データをメッシュ単位で分析することで、有望な出店候補地を特定できます。
事例2:不動産開発・管理
住宅需要や空き家の分布、公共施設へのアクセス状況を可視化し、不動産開発や管理業務に活用できます。
事例3:防災・ハザードマップ
ハザード情報と人口分布を重ね合わせることで、災害リスクの高い地域や重点支援エリアを把握できます。
事例4:行政サービス・都市計画
人口推計や地域特性を分析し、保育施設や公共交通などの計画立案に役立てられています。
メッシュマップの作成・閲覧方法
無料で使えるツールでメッシュマップを見てみよう
- RESAS(地域経済分析システム)
- jSTAT MAP(地図で見る統計)
どちらも無料で利用でき、人口や世帯数などの統計情報をメッシュ単位で可視化できます。
GISソフトを使って自分でメッシュマップを作成する
より高度な分析を行う場合はGISの利用がおすすめです。
GISについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
また、無料で利用できるGISソフトであるQGISも広く活用されています。
メッシュマップとGISを組み合わせた高度な分析
複数データを重ねて多角的な分析が可能に
人口統計、交通網、商業施設、自社保有データなどを重ね合わせることで、より高度なエリア分析が可能になります。
WebGISで情報をリアルタイムに共有
WebGISを活用すると、分析結果をクラウド上で共有し、複数拠点や部署間でリアルタイムに活用できます。
まとめ
- メッシュマップは地域を網の目状に分割した統計地図
- 行政区画の変更に左右されず比較分析に適している
- 第3次メッシュ(約1km四方)が代表的な基準メッシュ
- 商圏分析、不動産、防災、行政分野など幅広く活用されている
- GISと組み合わせることで高度な分析が可能になる
メッシュマップの活用ならゼンリンデータコム
メッシュマップは、人口や世帯数などの統計データを可視化するだけでなく、人流データや位置情報データと組み合わせることで、より実態に即したエリア分析や商圏分析が可能になります。
ゼンリンデータコムの「位置情報ビッグデータ活用支援」は、人流・交通データを用いたオーダーメイド分析で、商圏分析などの課題解決を支援します。
データを活用したエリア分析に関心のある方は、ぜひ資料をご覧ください。








