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覚えておきたい位置情報の共有方法! 共有手段やシーンに合わせた活用法を徹底解説

地図情報ツールやアプリの利便性が向上している昨今では、現在位置の位置情報共有が可能です。

個人の待ち合わせシーンでの活用はもちろん、運送車両の現在位置なども把握できることから、運送業の車両管理などにも活用できます。

そこで今回は、Googleマップを利用して位置情報および現在値の共有を行う方法や、iPhoneやAndroidといったスマホでの操作方法について説明します。

位置情報共有の方法を事前に把握し、さまざまな場面で有効活用してみてください。

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※本記事の内容は2022年8月現在の情報です

目次[非表示]

  1. 1.位置情報を共有する方法3選
    1. 1.1.①Googleマップを活用し共有する
    2. 1.2.②iPhoneの位置情報共有機能を使用する
    3. 1.3.③位置情報共有アプリを活用する 
  2. 2.Googleマップを活用し位置情報を共有する手順
    1. 2.1.Googleアカウントを持っているユーザーと共有する場合の手順
    2. 2.2.Googleアカウントを持っていないユーザーと共有する場合の手順
    3. 2.3.他のユーザーの現在地を取得する手順
      1. 2.3.1.現在位置情報を共有している人の現在地を取得する
      2. 2.3.2.現在位置情報の共有をしていない人の現在地を取得する
  3. 3.iPhoneを使用して位置情報を共有する手順
    1. 3.1.「探す」機能を活用し位置情報を共有する場合の手順
    2. 3.2.「マップ」機能を活用し位置情報を共有する場合の手順
    3. 3.3.「連絡先」機能を活用し位置情報を共有する場合の手順
  4. 4.業務で位置情報を効率よく共有したい場合は、APIを活用することもおすすめ
  5. 5.APIを活用し、自社システムを開発するメリット2つ
    1. 5.1.現在使用しているシステムと連携し業務効率化をすることが可能
    2. 5.2.開発コストを抑えて自社システムを開発できる
  6. 6.まとめ:位置情報の共有は効率よく行おう
  7. 7.位置情報を活用した動態管理にゼンリンデータコムのソリューションをご活用ください


位置情報を共有する方法3選

位置情報を共有する方法3選

位置情報を共有する方法は、大きく以下の方法があります。

  • Googleマップを活用し共有する
  • iPhoneの位置情報共有機能を使用する
  • 位置情報共有アプリを活用する

それぞれの共有方法などを把握し、自分の目的に合った位置情報の共有機能を利用してみてください。

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①Googleマップを活用し共有する

地図情報が膨大で多くの方が利用するGoogleマップにも、位置情報共有の機能がついています。

Googleマップの位置情報共有では、Googleアカウントを持っている人だけでなく、持っていない人との共有も可能です

そのため、急遽位置情報を共有したい場合などでも、アカウントを作成する必要なく特定の手順を踏むだけで早急にお互いが位置情報を把握できます。

もちろん、すでに共有した位置情報を非表示にしたりブロックすることも可能なため、位置情報共有が不要な場合でも共有し続けてしまい、常に居場所を知られてしまうことを心配している方も安心です。

操作手順は後述しておりますので、利用したい方はぜひ参考にしてください。
▼Googleマップの位置情報共有 操作手順へ


②iPhoneの位置情報共有機能を使用する

iPhoneでは、「探す」などで位置情報の共有ができます。

共有元のデバイスを探したり、目的地までの到着時間を提示してくれたりと機能性にも富んでいるため、iPhoneのスマートデバイスを持っている方同士なら、「探す」でお互いの位置情報を共有することもおすすめです。

一方で、iOS12以前のバージョンを使用している場合、「友達を探す」で位置情報共有をします。

やや利便性に欠けてしまうため、出来ればiOS13以降に更新されたiPhoneを使用しましょう。

また、「探す」はiOSのみに対応しているため、iPhoneのスマホ同士でないと共有機能は使えません。

Androidの方との共有の際には、Googleマップか位置情報共有アプリを使いましょう。


③位置情報共有アプリを活用する 

位置情報共有アプリはネット上で公開されているものも多く、アプリをインストールすることで使用できます。

位置情報共有アプリを利用するメリットは、SNSと紐付いているアプリを利用できるという点です。

日常的に連絡手段として用いているSNSアプリに位置情報共有機能がある場合、SNSでの連絡の延長線上で位置情報を確認し合えるため、使い慣れたアプリで位置情報共有でき使いやすさを感じる方もいるでしょう。

また、アプリごとに共有できる情報も異なるため、自分に合っているものを見つけるのもおすすめです。

ただし、共有する方同士でアプリをインストールしていないと利用できない可能性もあるため、注意が必要です。


Googleマップを活用し位置情報を共有する手順

Googleマップを活用し位置情報を共有する手順

ここからは、Googleマップを活用し位置情報を共有する手順について説明します。

Googleマップにおける位置情報共有の操作手順は、大まかにわけると3通りです。

  • Googleアカウントを持っているユーザーと共有する場合
  • Googleアカウントを持っていないユーザーと共有する場合
  • 他のユーザーの現在地を取得する手順

それぞれの手順をしっかりと把握しておきましょう。


Googleアカウントを持っているユーザーと共有する場合の手順

共有相手がGoogleアカウントを所持している場合の流れは以下の通りです。

【Androidの場合】

  1. 共有相手をGoogle コンタクトに登録する
  2. スマホでGoogleマップを開いてログインする
  3. 自分のアカウントのプロフィール写真をタップし「現在地の共有」→「[ユーザーを追加]」の順にタップ
  4. 現在地を共有する期間を指定
  5. 現在地を共有するユーザーのプロフィールをタップし「共有」をタップ


【iPhoneやiPadの場合】

  1. 共有相手をGoogle コンタクトに登録する
  2. iPhoneやiPadでGoogleマップを開きログインする
  3. 自分のアカウントのプロフィール写真をタップし「現在地の共有」をタップ
  4. 共有したいユーザーを選択する
  5. 「共有」をタップ

共有したい方同士がGoogleアカウントを保有している場合は、まずはGoogleコンタクトに登録する必要がある点に注意してください。

また、常に共有状態にしてしまわないよう、共有する期間もしっかりと設定しておきましょう。


Googleアカウントを持っていないユーザーと共有する場合の手順

次にアカウントを持っていないユーザーとの位置情報共有の流れです。

【Androidの場合】

  1. Googleマップを開きログイン
  2. 自分のアカウントのプロフィール写真をタップし「現在地の共有」→「[ユーザーを追加]」を順にタップ
  3. 「クリップボードにコピー]」をタップすると現在地の共有リンクが表示されるのでコピーする
  4. 共有したい相手にメールやメッセージなどでリンクのURLを送信して現在位置を確認してもらう


【iPhoneやiPadの場合】

  1. Googleマップを開きログイン
  2. 自分のアカウントのプロフィール写真をタップし「現在地の共有」→「[ユーザーを追加]」を順にタップ
  3. 「その他のオプション」をタップし、通知が出た場合は「共有」をタップ
  4. リンクを送信するアプリを選択し、共有相手にリンクを送る

リンクはあらかじめ指定した時間まで有効となり、相手側は最長で24時間リンクを通して位置情報をチェックすることが可能です

位置情報の共有手順は共有相手のアカウントを知っている場合と大きく変わりませんが、相手が Google アカウントを持っていない場合はリンクの共有が必要となります。

リンクにアクセスするとどなたでも位置情報の共有が可能なため、共有する方以外に知られないよう注意してください。


他のユーザーの現在地を取得する手順

次に、自分が他のユーザーの現在地を取得する手順を紹介します。

他のユーザーの現在地を確認したい方法は下記2つの状況で手順が変わるため注意が必要です

  • 現在位置情報を共有している人の現在地を取得する
  • 現在位置情報の共有をしていない人の現在地を取得する

それぞれ解説します。


現在位置情報を共有している人の現在地を取得する

【Android・iPhone・iPadの場合】

  1. Googleマップのアプリを開く
  2. 自分のアカウントのプロフィール写真をタップし「現在地の共有」をタップ
  3. 現在地を知りたいユーザーのアイコンをタップ


【PCの場合】

  1. Googleマップを開く
  2. 画面左上のメニューをクリックし、「現在地の共有」をクリック
  3. 現在地を知りたいユーザーをクリック


現在位置情報の共有をしていない人の現在地を取得する

【Android・iPhone・iPadの場合】

  1. Googleマップのアプリを開く
  2. 自分のアカウントのプロフィール写真をタップし「現在地の共有」をタップ
  3. 現在地を知りたいユーザーのアイコンをタップ
  4. 「リクエスト」をタップ

現在位置情報を共有していない方にリクエストを送る場合でも、Googleアカウントの共有をしておく必要がある点には注意してください。

また、PCで位置情報を確認できるのは、現在位置情報を共有している人のみとなります。

これらの方法で位置情報の共有ができない場合は、端末事態の設定で位置情報の共有がオフとなっている可能性があるため、確認し、オンに変更しておきましょう。


iPhoneを使用して位置情報を共有する手順

iPhoneを使用して位置情報を共有する手順

ここからは、iPhoneを使って位置情報の共有を行う方法を紹介します。

主に下記の3通りの方法で共有することが可能です。

  • 「探す」機能を活用し位置情報を共有する場合
  • 「マップ」機能を活用し位置情報を共有する場合
  • 「連絡先」機能を活用し位置情報を共有する場合

先述でも触れましたが、iPhoneの機能は基本的にiOSを搭載したデバイス同士での利用に限られる点に注意してください。


「探す」機能を活用し位置情報を共有する場合の手順

まずは、iPhoneの「探す」Appで位置情報共有をする方法を紹介します。

下記の手順で位置情報を共有してください。

  1. 「探す」App を起動し、タブ内の「人を探す」をタップ。
  2. もしくは「位置情報の共有を開始」をタップ(「自分の位置情報を共有」でも可能です)
  3. 位置情報を共有したい相手の名前・電話番号を入力して「送信」をタップ
  4. 位置情報の共有期間を「1時間」・「明け方まで」・「無制限」から選んでタップし、最後に「OK」をタップすると位置情報の共有が開始される


「マップ」機能を活用し位置情報を共有する場合の手順

次に、iOSの地図情報アプリ「マップ」を活用して位置情報の共有をする方法を紹介します。

「マップ」自体に位置情報共有をする機能はなく、位置情報共有アプリを同時に使うことになるため、使いやすいと感じる位置情報共有アプリをダウンロードしておきましょう。

  1. 「マップ」を起動
  2. 青い点が自分の現在地になるので、その部分をタップ
  3. 現在地をタップすると下部分にポップアップメニューが表示されるので、「共有」をタップ
  4. 位置情報共有アプリを選択して起動する

位置情報共有アプリがない場合は、リンクのURLをコピーして相手側に送信して共有を図ります。


「連絡先」機能を活用し位置情報を共有する場合の手順

次は、「連絡先」アプリで位置情報共有をする方法です。

  1. 「連絡先」アプリを起動
  2. 連絡先の中から位置情報共有する相手を選択する
  3. 「自分の位置情報を共有」をタップし、位置情報の共有期間を「1 時間」・「明け方まで」・「無制限」から選ぶと位置情報の共有がされる

その他にもiMessageから位置情報を共有する手段があります。

共有したい相手とのメッセージ画面で「位置情報を共有」をタップすれば、後は位置情報の共有期間を選び、最後に共有を「一度だけ許可」か「Appの使用中は許可」かいずれかを選ぶだけです。

「連絡先」から位置情報共有する方が作業的には楽ですが、メッセージでやり取り中の方と位置情報共有をしたい場合、そのままiMessage上で位置情報共有をすると効率的でしょう。


業務で位置情報を効率よく共有したい場合は、APIを活用することもおすすめ

業務で位置情報を効率よく共有したい場合は、APIを活用することもおすすめ

ここまでは主に個人間で位置情報を共有する方法にフォーカスして説明しました。

しかし、業務中に繰り返し位置情報を共有する必要がある運搬業や、営業職などで動態管理をしたい法人様の場合は、自社システムを活用して効率よく地図上で位置を可視化したいのではないでしょうか。

その場合は、情報を組み込んだインターフェースであるAPIを利用し、システム開発をすることがおすすめです。

APIはさまざまなシステムと連携できるため、すでに地図情報関連のシステムを保有している法人様なら、自社のシステムにAPIの機能を追加できます。

位置情報の共有を効率的かつ何度も利用したい法人様は、位置情報共有機能を有したAPIを自社システムと連携させたツールの制作がおすすめです。


APIを活用し、自社システムを開発するメリット2つ

APIを活用し、自社システムを開発するメリット2つ

APIを自社システムと連携させるメリットは、大きく2つあります。

  • 現在使用しているシステムと連携し業務効率化をすることが可能
  • 開発コストを抑えて自社システムを開発できる

作業を効率化すると同時にコストパフォーマンスを向上できるため、APIと自社システムの連携は多くの法人様が行っている手段です。

それぞれのメリットについて解説します。


現在使用しているシステムと連携し業務効率化をすることが可能

APIはApplication Programming Interfaceの略称で、異なるソフトフェア同士を繋ぐインターフェースという意味です。

位置情報共有機能が付随したAPIを自社システムに組み込むことで、自社システムに機能を追加できます。

また、APIにはさまざまな機能が含まれているものも多く、自社が活用したい機能だけを選択し自社システムに組み込めるため、業務効率化を図ることが可能です。


開発コストを抑えて自社システムを開発できる

APIと自社システムを連携する以外に位置情報共有ツールを自作する場合は、一からシステムを開発しなければなりません。

ただ、システムを開発する作業は専門の知識が必要となるため、自社内にそのような人材がいない場合はプログラミング能力に長けたエンジニアを雇い、開発してもらう必要があります。

しかし、APIであればすでに機能の開発はされているため、既存のシステムと連携する作業だけで機能の追加が可能です。

そのため、一からシステム開発する場合と比較しても、工数やコストを抑えられる点が魅力といえるでしょう。

また、APIの機能はAPIの運営会社が管理しているため、維持費のコストも削減できるなど、あらゆる面でコストパフォーマンスを向上することが可能です。


まとめ:位置情報の共有は効率よく行おう

ここまで、位置情報共有の方法について説明しました。

位置情報共有は状況に応じて使い分けるのが効率的です。

個人間で位置情報の共有をする場合は、GoogleマップやiPhoneの機能を活用した方が手軽といえます。

一方で、繰り返しスタッフの位置情報を要求したり、目的地へのルート検索などさまざまな情報の共有や調査が必要な場合の法人様であれば、自社で情報共有システムを開発することで、より効率よく業務を行えるでしょう。

このように、活用シーンに合わせて最適な方法で位置情報共有を活用してみてください。




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ゼンリンデータコム編集部
ゼンリンデータコム編集部
あらゆる業界に役立つ、位置情報・住宅地図・物流配車管理・地図道路情報配信・屋内施設動態・インバウンドなど、ゼンリンデータコムの提供サービスに関わるノウハウやトレンドを様々な角度で情報発信してまいります。

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