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Googleマップをオリジナリティ溢れるマップにカスタムする方法とは?

カスタムマップを作成するには「Google Maps Platform」の活用がおすすめです。

Google Maps Platformを活用したカスタムマップの作成方法を理解して、さまざまな業務に役立ててみてください。

この記事では、Google Maps Platformを活用してGoogleマップをカスタマイズする方法について、事例を含めて解説していきます。

Googleマップをカスタマイズしたい方は最後まで読んでいただき、カスタムマップ作りの参考にしてみてください。

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目次[非表示]

  1. 1.Googleマップのカスタマイズに欠かせない「Google Maps Platform」
    1. 1.1.Google Maps Platformとは?
  2. 2.Google Maps Platformでできること
    1. 2.1.①マップのデザインを変更する
    2. 2.2.②自社の車の現在位置などを追跡する
    3. 2.3.③緯度経度変換ができる
    4. 2.4.④複数の地点を目的地に設定できる
    5. 2.5.⑤GPSが使えない環境でも位置情報を特定できる
    6. 2.6.その他API一覧
  3. 3.【業種別】Googleマップのカスタマイズ事例3選
    1. 3.1.①【不動産】住宅物件の位置をマーカーで示した地図を表示
    2. 3.2.②【小売業界】スムーズな店舗案内で集客改善
    3. 3.3.③【デリバリーサービス】正確な住所入力ができるマップの作成 
  4. 4.Google Maps Platformを活用したGoogleマップのカスタマイズ費用
  5. 5.まとめ:Googleマップをカスタマイズし業務効率を改善しよう!
  6. 6.Googleマップのカスタマイズでお悩みなら、ぜひゼンリンデータコムへご相談ください!


Googleマップのカスタマイズに欠かせない「Google Maps Platform」

Googleマップのカスタマイズに欠かせない「Google Maps Platform」

前段でも触れた通り、Google Maps Platformを活用すれば、簡単にGoogleマップをカスタマイズすることが可能です。

Googleマップ上に自分の好きな場所やよく行く場所などを表示しておけば、必要な時にスムーズに目的地に向かえますし、Googleマップを自分が必要な情報を簡単に見つけられるようにカスタマイズできるため、業務効率を上げることも可能です。

Googleマップをより有効活用するために、Google Maps Platformでカスタマイズしてみましょう。


Google Maps Platformとは?

Google Maps Platformとは、Googleマップ上にある膨大な情報をさまざまなアプリケーションやプラットフォーム、ネット環境で利用できる地図配信サービスです。

Google Maps PlatformはさまざまなAPI機能を備えており、活用することでマップをカスタマイズできます。

Google Maps Platformをビジネス目的で活用する企業も多く、業務効率化やサイトのUI/UX向上に活用されています。

Google Maps Platformは、機能毎に細かく料金が設置されており、1日200ドル分までは無料で利用することが可能です。

予算に合った範囲でサービス利用ができるため、気軽に利用しやすい地図配信サービスといえるでしょう。


Google Maps Platformでできること

Google Maps Platformでできること

カスタムマップを作成するために、Google Maps Platformでどのようなことができるのか確認しておきましょう。

Google Maps Platformでできることは、主に次の6つです。

それぞれGoogle Maps Platformでできることを詳しく解説していきます。


①マップのデザインを変更する

①マップのデザインを変更する

Google Maps Platformを活用すれば、マップのデザインを自由に変更できます。

マップの色を自分好みの色、企業のイメージカラーに変更して印象を大きく変えてみましょう。

企業や店のイメージカラーにデザインを変更しておけば、他社とは違ったオリジナリティあふれるマップをWebサイトなどに公開できます。

また、マップの色を変更するだけでなく、マーカーを変更して印象を変えてみることも可能です。

マップのデザインを変更し、自分好みのマップや企業イメージに合ったマップにカスタマイズしてみましょう。


②自社の車の現在位置などを追跡する

Google Maps Platformはリアルタイムでの追跡機能が備わっているため、自社の車の現在地などを追跡できます。

経路に沿った交通情報も確認できるため、渋滞や事故ルートを避けて目的地に向かうことも可能です。

②自社の車の現在位置などを追跡する

位置情報の追跡により運送業や配送業では、到着時間を予測した配送ルート作成が可能となり、無駄なく業務を行えます。

荷物を受け取るお客様も到着時間を事前に把握できるため、よりサービスの質も向上するでしょう。

Google Maps Platformの現在位置追跡機能は、自社の業務効率とお客様満足度を向上させることができる便利な機能です。


③緯度経度変換ができる

Google Maps Platformを活用すれば住所を緯度経度情報に変換することも可能です。

緯度経度変換は本来バックオフィスでおこなう業務ですが、Google Maps PlatformのAPI機能を活用すれば、スマホで簡単に緯度経度変換を行えます。

緯度経度取得と住所への変換がスマホでできるGoogle Maps Platformは、運送業において幅広く活用できる地図サービスです。

事前に住所から緯度経度情報を割り出しておけばスムーズに目的地を目指せます。

Google Maps Platformの緯度経度変換機能を活用して、業務を効率化してみましょう。


④複数の地点を目的地に設定できる

④複数の地点を目的地に設定できる

Google Maps Platformは複数の地点を目的地に設定できるため、ルート営業や運送業などの配達業務で有効活用できます。

ルート営業や運送業では目的地は1つではなく、複数の地点に運送することがほとんどです。

Google Maps Platformで複数の地点を目的地に設定しておけば、最適な巡回経路を算出して効率的に業務をおこなえます。

また、自社の住所やよく訪れる既存顧客の住所をマップに登録しておけば、業務のたびに住所を調べ直さなくても簡単に経路検索ができて便利です。

Google Maps Platformで複数の地点を目的地に設定して、最適な経路で業務を行ってみてください。


⑤GPSが使えない環境でも位置情報を特定できる

Google Maps Platformを活用すれば、GPSが使えない環境でも位置情報を特定できます

カーナビなどで位置情報を特定する際には、GPSによって位置情報を発信していることがほとんどです。

そのため、GPSが使えない山奥やトンネル内、近くに磁気を発するものがある環境では、GPSで位置情報を共有できません。

しかし、Google Maps Platformの「Geolocation API」機能を活用すれば、現在の位置情報をアプリケーション上に提供して共有できるのです。

Google Maps PlatformのAPI機能を使えば、GPSが使えない環境でも位置情報を特定できるため、安心して業務ができます。

位置情報の特定が難しい地域やGPSの不安定な位置情報に悩まされている企業は、Google Maps Platformの導入をご検討ください。


その他API一覧

Google Maps Platformにはその他にもさまざまなAPI機能が備わっています。

下記のAPI一覧表を参考に、Google Maps Platformでできることを確認してみましょう。


マップAPI一覧

Mobile Native Static Maps
静止した地図を表示させるAPI機能
Mobile Native Dynamic Maps

操作可能な地図を表示させるAPI機能

Embed

地図上にマーカーを表示させるなどGoogleマップをウェブサイトに組み込むAPI機能

Embed Advanced

・Directions モード
地点間の移動距離や時間を表す機能
・Search モード
地図上で表示できる範囲に検索結果を表す機能
・View モード
マーカーやルート表示がされていないマップを返す機能

Static Maps
地図を画像にしてアプリやウェブ上に共有する機能

Dynamic Maps

独自のコンテンツや画像を使ってマップをカスタマイズするAPI機能

Static Street View

360度パノラマ画像で実世界を映し出すAPI機能
Dynamic Street View

指定された道路から360度の風景をパノラマ画像で提供するAPI機能


ルートAPI一覧

Directions

10か所以内の地点で経路検索するAPI機能
※交通情報考慮なし

Directions Advanced

25か所以内の地点で経路検索するAPI機能

※交通情報考慮あり

Distance Matrix

移動距離・時間を1:nでまとめて算出するAPI機能

※交通情報考慮なし

Distance Matrix Advanced

移動距離・時間を1:nでまとめて算出するAPI機能

※交通情報考慮あり

Roads - Route Traveled

最大100個までのGPS地点から走行していた可能性が最も高い地点のデータを共有するAPI機能

Static Street View

360度パノラマ画像で実世界を映し出すAPI機能

Roads - Nearest Road

最大100個までの座標から、最も近い経路を表すAPI機能


プレイスAPI機能

Autocomplete

入力情報に応じた場所の名称や住所を表すAPI機能(文字数やセッションごとの課金あり)
Places Details- 基本

施設の名称や住所を表示

Places Details

- Basic + contact

施設の名称や住所、更に連絡先を表示

Places Details

- 基本+Atmosphere

施設の名称や住所、更に評価を表示

Places Details

- 基本+連絡先+Atmosphere

施設の名称や住所、更に連絡先と評価を表示
Places Photo
施設の画像表示
Geocoding
住所⇔緯度経度変換API機能
Geolocation
電波・Wi-Fi情報に基づき位置情報を特定するAPI機能
Time Zone
地表のさまざまなタイムデータを共有するAPI機能
Elevation
標高データを取得できるAPI機能

Find Place

入力した情報から住所を特定するAPI機能
Places - Nearby Search(基本+連絡先+Atmosphereを含む)

周辺検索機能


このようにさまざまなAPIが用意されています。

これらの機能から必要なものをピックアップし、カスタマイズを行いましょう。


【業種別】Googleマップのカスタマイズ事例3選

【業種別】Googleマップのカスタマイズ事例3選

ゼンリンデータコムは「Google Maps Platform」の正規代理店です。

具体的にどのような業種で活用されているのか、Googleマップのカスタマイズ事例を確認してみましょう。


①【不動産】住宅物件の位置をマーカーで示した地図を表示

不動産業界では、自社情報サイト内で住宅物件の位置をマーカーで表示した地図を活用し、お客様にわかりやすく不動産情報を提供しているケースがあります。

サイト内で住宅物件の位置をわかりやすくマップ表示をするだけでなく、周辺情報や経路情報を細かく提供しました。

すると、周辺情報や経路を事前に確認できることで、物件の検討がしやすい地図として活用できます。

また、Street View Service機能により住宅物件周辺の画像をパノラマで提供でき、内見前に視覚的に物件周辺を確認できるので安心です。

不動産業者自身が使いやすく、お客様にも見やすいマップにカスタマイズしておくことで、業務効率化や顧客満足度の向上につながっています。

詳細はコチラ:Google Maps Platform:不動産向けAPIソリューション | ゼンリンデータコム (zenrin-datacom.net)


②【小売業界】スムーズな店舗案内で集客改善

小売業界ではスムーズな店舗案内ができるマップをWebサイトに設置し、集客改善を行った事例もあります。

マップ上で近くの店舗を調べる際に、住所や営業時間・画像などを表示できるようカスタマイズして、店舗情報をスムーズに確認できるようカスタマイズしました。

さらに実際に利用したお客様の口コミ・評価をマップ上で確認できるようカスタマイズしています。評価をマップ上で確認できれば、お客様も来店を検討しやすくなるため集客につなげられるでしょう。

位置情報しかわからない店舗案内のマップでは、他ウェブサイトや地図アプリで再度住所や営業時間、評価を調べ直す手間がかかり、集客率は下がってしまうかもしれません。

Google Maps Platformを活用して、スムーズな店舗案内ができるマップにカスタマイズしてみましょう。

詳細はコチラ:https://www.zenrin-datacom.net/solution/gmapsapi/casestudy/retailtech


③【デリバリーサービス】正確な住所入力ができるマップの作成 

デリバリーサービスでは、正確な住所入力ができるマップを作成しました。

住所間違いによる配達ミスや、配達遅れはお客様満足度と信頼に関わる大きな問題です。

正確な住所入力ができるPlaces Autocompleteによる住所自動補完機能や、Geocoding APIでの緯度経度変換による住所検索を活用すれば、配達ミスや遅れを回避できるでしょう。

また、Google Maps Platformを活用すれば、配達予定時間や経路を算出でき、ドライバーが現在どこにいて何時頃に到着するのかをお客様が確認できるため安心です。

ドライバーとお客様双方が利用しやすいカスタムマップを作成して、サービス内容を向上させましょう。

詳細はコチラ:Google Maps Platform:フードデリバリーサービス向けAPIソリューション | ゼンリンデータコム (zenrin-datacom.net)

Google Maps Platformを活用したGoogleマップのカスタマイズ費用

Google Maps Platformを活用したGoogleマップのカスタマイズ費用

Google Maps Platformを活用したGoogleマップのカスタマイズ費用は、利用するAPI機能ごとに定められています。

毎月200ドル分(約2万円分)の無償枠が用意されており、200ドル分までであれば無料で利用可能です。

API機能利用1callにつきそれぞれ費用が定められており、100,001callを超えれば減額料金が適応されます。

また、予算に合わせてサービスを利用できるため、Google Maps Platformでどのようなマップにカスタマイズしたいのか検討してから、カスタマイズしてみてください。

予算内で提供できるサービスで、自社の求めるカスタムマップを作成し、業務効率を改善してみましょう。


まとめ:Googleマップをカスタマイズし業務効率を改善しよう!

Googleマップをカスタマイズし情報を充実させ、移動経路や時間を確認できれば、お客様満足度の向上へつなげられるでしょう。

また、業務をおこなう従業員自身が使いやすいマップにカスタマイズすることで、業務を効率化させ生産性を向上できます。

デザインを自社のイメージカラーに変更すればブランディングにも寄与し、集客効果を高めることも可能です。

Googleマップをカスタマイズして業務効率を改善するために、Google Maps Platformの導入をご検討ください。

■Googleマップの具体的なAPI有効化の手順は下記をご参照ください。

Google Maps Platform:APIキーの取得・設定 | ゼンリンデータコム (zenrin-datacom.net)




Googleマップのカスタマイズでお悩みなら、ぜひゼンリンデータコムへご相談ください!

ゼンリンデータコムは自社独自のマップノウハウを活かして、導入実績国内No.1の実力を誇る「Google Maps Platform」の国内正規代理店です。

Google Maps Platformは不動産や小売業界、運送業やデリバリーサービスの他にも、情報サービスや営業支援などさまざまな場面で役立つマップカスタムを作成できます。

自社の課題などを踏まえ、最適なご提案をいたしますので、Googleマップのカスタマイズを検討している方は、ぜひゼンリンデータコムにご相談ください。


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ゼンリンデータコム編集部
ゼンリンデータコム編集部
あらゆる業界に役立つ、位置情報・住宅地図・物流配車管理・地図道路情報配信・屋内施設動態・インバウンドなど、ゼンリンデータコムの提供サービスに関わるノウハウやトレンドを様々な角度で情報発信してまいります。

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株式会社ゼンリンデータコム 情報管理委員会 委員長 個人情報保護管理者

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