ゼンリン地図API × MATLAB®/Simulink®連携
ゼンリンデータコムの提供する地図/道路情報配信サービスである「ゼンリン地図API」の
制御分野での活用ソリューションです。「MATLABⓇ/SimulinkⓇ」との連携を中心にご紹介します。
ゼンリン地図APIはMATLAB®/Simulink®と連携しており、ゼンリンの道路情報を簡単に取り込めます。
Automated Driving Toolbox TMから道路標高付きの道路データを取り出し、簡単にモデル化できます。
読み込んだ道路モデルは、MATLAB®/Simulink®上で各種シミュレーションに用いることが可能です。
また、MATLAB®/Simulink®からASAM OpenDRIVE®形式で出力することで、RoadRunnerや、その他ツールと連携することも可能です。
制御部分はMATLAB®/Simulink®、シミュレーション部分は3rd Partyツールを利用、という連携ができます。
ゼンリン地図APIは、JSON形式でデータを提供しており、MATLAB®/Simulink®上で、自由度高く処理や分析が可能になります。
例えば、走行ルートの道路標高を取得し、燃費 / 電費を算出する、といった使い方も可能です。
ゼンリン地図APIはゼンリンが整備する豊富な道路 / 地図情報を、WEB APIにて提供します。
豊富な道路 / 地図情報は、道路モデル作成だけでなく、走行ログの分析など、様々な用途に利用できます。
ゼンリンの地図データは、専用の計測車両を用いることで、主要な道路、橋、トンネルに対して、道路標高情報を取得しています※。
そのため、都市部のジャンクションやアンダーパスといった立体的な道路、川や海、都市間高速の橋梁、山間部のトンネルなど、に対して、シームレスな道路標高情報を提供可能です。
※地標高データではありません。
ゼンリン地図APIでは、道路情報を道路ネットワークデータ形式で配信します。抽象化された道路情報は非常に幅広く、また、分析しやすくなっております。以下に、代表的な、提供道路情報を示します。
ゼンリン地図APIは、例えば、施設関連の情報、交差点等の情報、バス停情報、天候情報など、多種多様で豊富な情報を提供しています。以下に、代表的な提供データを示します。
※本機能を利用する場合は、別途契約、調整が必要となります。
ゼンリン地図APIのマルチコンテンツ検索機能には、ゼンリンが整備する、EV充電スタンド情報があります。
緯度経度情報だけでなく、充電方法、コネクタタイプ、料金情報、営業時間情報など、豊富な情報を取得することが可能です。
ゼンリン地図APIは、道路情報の提供だけでなく、様々なルート探索や走行ログからのマッチング機能など、様々な付属機能を提供しております。これらの機能により、シナリオ作成の効率化や、フィールドテスト時のログデータと道路のマッチングと分析など様々な検証が可能になります。
ゼンリン地図APIのマップマッチング機能は、入力した緯度経度点列から、トポロジカルにマッチした道路を返却します。
トポロジーによるマッチングのため、入力点列に数mの誤差があってもマッチングが可能です。
また、一般道と高速道路を判別したマッチングなども可能です。
例えば、フィールドテストのログデータをマッチングすることにより、イベントが発生した道路を特定し、分析をすることが容易に実施可能です。
ルート検索機能では、出発地点、到着地点の座標から走行ルートを探索します。
走行ルートの緯度経度、所要時間、道路リンクID等、様々なルートに関する情報を取得できます。
例えば、POI検索機能で施設を検索し、それを経由地点として、複数の走行ルートを一気に抽出し、シミュレーション上でのテスト走行コースとする、そんな活用法が可能です。
住所ポリゴン検索機能では、指定した緯度経度の所属する住所ポリゴンを取得できます。
住所ポリゴンは、都道府県レベルから街区レベルまで選択が可能です。
例えば、超低排出ゾーンの設定地域によるCO2排出削減効果の検討、制御のふるまい検討など、様々な用途に利用可能です。
POI検索機能では、フリーワードやジャンル、緯度経度を指定することで、対象となる施設情報を検索することができます。
例えば、EV充電スポット情報※を用いることで、バッテリーの状態に応じて周辺の充電スポットを検索することで、給電を考慮した走行距離や、自動走行アルゴリズムの検討が可能となります。
※オプション項目
ゼンリン地図API(MATLABⓇ / SimurinkⓇとの連携)に関する事例や、講演情報についてご紹介します。
※講演資料の送付を希望される方は、お問い合わせよりご連絡ください。
"仮想環境"、"アルゴリズム開発"、"コード生成・実装"の3つの観点から最新の機能・ソリューションをご紹介いたします。
自動運転や自律システム、ロボティクスの開発についてご興味をお持ちの方であれば、MATLABのご利用経験を問わず、ぜひご覧ください。
1.ゼンリンのソリューションといつもNAVI API3.0*で提供する
地図データの紹介
講師:株式会社ゼンリン 事業統括本部 オートモーティブ事業本部
車載ソリューション営業二部 営業二課
係長 杉本 謙 様
2.地図・道路情報の活用に関するMathWorksの取り組み
講師:The MathWorks GK アプリケーションエンジニアリング部
自律システム・ロボティクス担当
シニアチームリーダー・プリンシパルアプリケーションエンジニア
大塚 慶太郎 様
3.いつもNAVI API3.0*を活用した電気自動車の電力消費推定
モデル
講師:大阪大学大学院工学研究科 モビリティシステム共同研究講座
特任講師 芳澤 信哉 先生
4.使ってみよう!いつもNAVI API3.0*の特長と利用までの流れ
(株式会社ゼンリンデータコム)
講師:株式会社ゼンリンデータコム
IoT事業本部 IoT第三事業部
三橋 慎司
*現在はZENRIN Maps APIをご案内しています。
旧来のいつもNAVI API/SDKと住宅地図サービスZNETTOWN API/CGIの各種機能を統合したサービスとなります。
業務システムやWebアプリケーション向けに高品質で多彩な地図コンテンツや位置情報データを実装する開発ツールがセットになった法人向けAPIサービスです。
MATLABⓇ/SimulinkⓇ連携におけるゼンリン地図APIの利用は、独特のポイントがございます。
ぜひ、一度お話を伺わせていただき、最適な方法を提案させてください。
お打ち合せにて、最適な評価法や注意点についてお話しさせて頂いたうえで、体験利用の方法についてお伝えさせていただきます。