
EV充電スタンドを探すのって意外と大変!? 設置場所や種類、料金などを解説
EV(電気自動車)充電スタンドを探すのは、意外に大変な作業です。
世界的に脱炭素化が推進されている現在では、日本でも温室効果ガスを排出しない電気自動車が注目を集めています。
一般住宅の車はもちろん、最近は世界情勢の影響を受けて、営業車や配送車、バスなどをEV化する企業も増えているのです。
営業車や社用車がEV化されている中で「EV充電スタンドはどこにあるのか?」と、充電場所が分からず困っている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、EV充電スタンドの設置場所と種類、必要な充電時間と費用の目安を合わせて解説していきます。
電気自動車を利用しており、充電場所の探し方にお困りの方はぜひ参考にしてください。
■業務利用でEV充電スタンドをお探しですか? |
目次[非表示]
- 1.EV(電気自動車)充電スタンドが設置されている場所7選
- 1.1.1.コンビニ・スーパー・デパートなどの商業施設
- 1.2.2.高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)
- 1.3.3.自動車販売店(カーディーラー)
- 1.4.4.カー用品店
- 1.5.5.月極駐車場やコインパーキング
- 1.6.6.各地の「道の駅」
- 1.7.7.ホテル・旅館など
- 1.8.【豆知識】EV充電スタンドは日本全国に17,677拠点ある
- 2.電気自動車|充電の種類と必要な充電時間の目安
- 2.1.普通充電(100V・200V)の場合
- 2.2.急速充電(CHAdeMO)の場合
- 2.3.テスラ(Tesla)の場合
- 3.EV充電スタンドで充電すると料金はどのくらいかかる?
- 4.EV充電スタンドで充電する際の3つの注意点
- 4.1.1.急速充電での充電量はおよそ80%
- 4.2.2.充電スポットでのマナーを守ろう
- 4.3.3.店舗などでの充電は営業時間に気を配ろう
- 5.まとめ:電気自動車での外出はEV充電スタンドがある場所をおさえると安心
- 6.電気自動車を社用車にしている企業は「ZENRIN Maps API」でEV充電スタンドをチェック!
EV(電気自動車)充電スタンドが設置されている場所7選
電気自動車を購入する時には、EV充電ができる場所を知っておくと安心です。
具体的に、どこにEV充電スタンドが設置されているのか確認しておきましょう。
EV充電スタンドの主な設置場所は以下の7つです。
- コンビニ・スーパー・デパートなどの商業施設
- 高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)
- 自動車販売店(カーディーラー)
- カー用品店
- 月極駐車場やコインパーキング
- 各地の「道の駅」
- ホテル・旅館など
ここで紹介する場所に設置されていることが多いですが、必ず設置されている訳ではないため、事前に確認してください。
それぞれの充電場所について解説します。
1.コンビニ・スーパー・デパートなどの商業施設
コンビニやスーパー、デパートなどの商業施設に、EV充電スタンドが設けられていることがあります。
コンビニやスーパーなどにEV充電スタンドがあれば、買い物ついでにEV充電ができるため便利です。
近隣のEV充電スタンドが設置されている商業施設を探して、買い物中に効率的にEV充電をしておきましょう。
2.高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)
高速道路のサービスエリアやパーキングエリアにも、EV充電スタンドが設置されていることが多いです。
ドライブの休憩に利用するサービスエリアや、パーキングエリアにEV充電スタンドがあれば、充電切れの心配も減るでしょう。
長距離走行の際には、EV充電スタンドが設置されているサービスエリアやパーキングエリアの位置を確認しておくと安心です。
3.自動車販売店(カーディーラー)
トヨタや日産、三菱などの自動車販売店(カーディーラー)にも、EV充電スタンドが設置されています。
カーディーラーによっては、定額制のEV充電契約を行っていることもあり、契約していればいつでも立ち寄ってEV充電が可能です。
とくに、付き合いのあるカーディーラーであれば、来店もしやすいかと思いますので、展示車を眺めるついでや担当スタッフとの会話ついでに充電するのもよいでしょう。
4.カー用品店
カー用品店でも、EV充電スタンドを設置していることがあります。
カー用品店で買い物をしている間にEV充電ができるため、スーパーなどと同様に効率的に充電することが可能です。
また、カー用品店は大通りに面していることも多く、ドライブ中にもふらっと充電をしに立ち寄れるでしょう。
5.月極駐車場やコインパーキング
月極駐車場やコインパーキングなど有料駐車場にも、EV充電スタンドが設置してある場合があります。
月極駐車場であれば、翌日以降利用するタイミングには満充電できているため、非常に効率的です。
またコインパーキングにも相次いでEV充電スタンドの導入が進んでいるため、住宅街や街中で駐車・充電する必要がある場合は覚えておくと良いでしょう。
6.各地の「道の駅」
各地の道の駅にも、EV充電スタンドが設置されています。
もちろん必ず設置されている訳ではありませんが、EV充電スタンドがある道の駅に寄ると、ドライブ中でも充電ができるため安心です。
道の駅で買い物や食事を楽しんでいる間に充電をしておきましょう。
7.ホテル・旅館など
ホテルや旅館などにもEV充電スタンドが設けられていることがあります。
宿泊施設であるホテルや旅館にEV充電スタンドがあれば、旅行などの次の日も安心です。
電気自動車で旅行や出張に行く際には、EV充電スタンドが設置されているホテルや旅館を予約しておきましょう。
【豆知識】EV充電スタンドは日本全国に17,677拠点ある
実は、EV充電スタンドは、令和4年8月末時点で全国に17,677拠点が設けられています(ゼンリン調べ)。
地域によっては設置数が少ない可能性もあるため、電気自動車で走行する際には、事前に走行ルート上のEV充電スタンド設置場所を確認しておくと安心です。
電気自動車|充電の種類と必要な充電時間の目安
EV充電スタンドを使って充電する際の充電時間を知らなければ、滞在時間の目安を立てられません。
電気自動車の充電方法は「普通充電」と「急速充電」の2種類に分かれます。
電気自動車で走行する前に、EV充電の種類の違いと、必要な充電時間の目安を確認しておきましょう。
普通充電(100V・200V)の場合
普通充電は、宿泊施設や商業施設というように、移動の目的地で比較的長時間滞在することが想定される施設に多い傾向があります。
普通充電にはEV充電スタンドに充電ケーブルが付いているタイプと、車両からケーブルを引っ張りEV充電スタンドに接続するコンセントタイプの2種類があります。
EV充電スタンドの種類にもよりますが、約5〜8時間で充電が完了するため、長時間の滞在が必要でしょう。
そのため、緊急時の充電や、買い物ついでの充電には不向きといえます。
急速充電(CHAdeMO)の場合
急速充電は名前の通り、普通充電より速く充電できる充電方法です。
国内に設置されている急速充電スタンドはCHAdeMOと呼ばれる種類で、約30〜40分ほどで充電が完了します。
サービスエリアやパーキングエリア、カーディーラーなどに設置されていることが多いため、緊急時に充電するためにも、急速充電の設置場所をあらかじめ調べておきましょう。
急速充電は、1時間もかからずに充電が完了するため、突発的な充電不足や仕事中の充電におすすめの充電方法です。
急ぎの充電の際には、急速充電ができるEV充電スタンドを利用して、次の走行に備えましょう。
テスラ(Tesla)の場合
テスラ(Tesla)の場合は、Tesla専用のEV充電スタンドを利用できます。
国内で利用できるTesla専用のEV充電スタンドは、自宅用EV充電スタンド「ウォールコネクター」と、国内に20か所以上設置されている「スーパーチャージャー」と呼ばれる急速充電機の2種類です。
スーパーチャージャーの中でも、最新型のバージョン3(V3)と呼ばれる超急速充電機であれば、20〜30分ほどで充電が完了します。
Teslaを購入すれば、EV充電時間を短縮できるため、充電時間に悩まされることが無くなるでしょう。
電気自動車を選ぶ際には、Teslaの特権を利用することも検討してみてください。
EV充電スタンドで充電すると料金はどのくらいかかる?
EV充電スタンドで充電する際には、時間によって利用料金が発生します。
どれくらいの料金がかかるかは、EV充電スタンドの種類によって異なりますが、目安として以下の料金が一般的です。
【月額費用(充電認証カード)】
- 入会金・登録料:約1,500円
- 普通充電器の月額費用:約500〜2,500円
- 急速充電器の月額費用:約1,500〜5,000円
【時間毎の費用】
- 普通充電器:約70〜150円 / 1時間
- 急速充電器:約250〜600円 / 30分
普通充電で充電した方がかかる費用を安く感じますが、満充電にかかる時間も考慮すると、どちらの充電方法でも大きな差はありません。
EV充電スタンドで充電する際の3つの注意点
EV充電スタンドで充電する際には、以下の3つに注意しましょう。
EV充電スタンドの注意点を把握して、適切に利用しましょう。
1.急速充電での充電量はおよそ80%
急速充電は、充電速度は速いですが100%まで充電できるものは多くなく、ほとんどの急速充電で充電量はおおよそ80%程度です。
「なぜほとんどの急速充電で80%ほどまでしか充電できないのか?」と疑問に思う方もいるかと思いますが、その理由は安全設計が関係しています。
急速充電は充電速度が速いため、過充電になってしまう可能性があり、80%を超えると充電速度を緩めるように設計されているのです。
しかし、電気自動車は充電量80%ほどでも問題なく走行できるため、100%までフルに充電をしなくても問題ありません。
電気自動車を急速充電で充電する際には、充電量80%ほどまでしか充電できない可能性を理解しておきましょう。
2.充電スポットでのマナーを守ろう
EV充電スタンドを利用する際には周囲の人々に気を配り、マナーを守った充電をしてください。
急速充電の場合は30〜40分ほどで充電できるため、買い物などで時間を潰している間に充電が完了していることもあるでしょう。
充電が完了しているにもかかわらず電気自動車を充電スタンドに放置していては、次に充電したい人がEV充電スタンドを利用できず困ってしまいます。
充電時間を計算して、充電が終われば速やかに立ち去るよう注意してください。
3.店舗などでの充電は営業時間に気を配ろう
コンビニやスーパー・道の駅など街中にあるEV充電スタンドを利用する際には、店舗などの営業時間に注意しましょう。
電気自動車を充電しようとEV充電スポットを検索して向かっても、営業時間外ではEV充電スタンドが利用できないケースもあるでしょう。
充電をするために訪れても、充電スポットが営業時間外では無駄足になってしまいます。
EV充電スタンドの場所を事前に検索すると共に、設置している施設の営業時間や定休日を確認しておきましょう。
まとめ:電気自動車での外出はEV充電スタンドがある場所をおさえると安心
電気自動車で外出する際には、EV充電スタンドがある場所を事前におさえておきましょう。
EV充電スタンドの場所を把握していれば、万が一の充電切れに陥りそうになった場合でも、すぐに充電を開始できます。
コンビニや商業施設・パーキングエリアなど、EV充電スタンドが設置されている場所を検索して、EV充電スタンドの位置を把握しておきましょう。
電気自動車を社用車にしている企業は「ZENRIN Maps API」でEV充電スタンドをチェック!
電気自動車を社用車にしている場合は、土地勘のない場所に訪れることもあり、EV充電スタンドの場所を調べる頻度も多いのではないでしょうか?
逐一検索すれば見つけることができますが、利用できる時間などを把握しておらず充電できないケースもあるかもしれません。
そのような場合は、ぜひゼンリングループの「ZENRIN Maps API」を活用してみてください。
「ZENRIN Maps API」では、ゼンリン独自の調査方法とメンテナンス体制により、高鮮度で詳細な充電スタンド情報を整備しております。(以下一部抜粋)
充電方法コネクタタイプ / 充電器メーカー / 出力情報 / 道路種別(有料道路·無料道路) |
コネクタタイプや営業時間など、車両に最適なEV充電スタンドの情報を網羅していますので、電気自動車を利用する企業は、「ZENRIN Maps API」を利用し、EV充電スタンド情報を効率よく取得してみてください。
\まずはお気軽に!資料ダウンロード/