ドローンスナップソリューション > デモ会レポート
ドローンスナップを活用して、大型構造物の点検を実施する流れを実際に見ていただくためのデモ会を
三井E&S社と共同で実施いたしました。
開催日程 | 2024年9月24~26日 各回 2-3時間実施 |
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開催場所 | 三井E&S大分工場 |
内容 |
①ドローンによる3Dモデル作成用の写真撮影 ②写真を用いたクレーンの3Dモデル化 ③ドローンスナップによる3D自動点検ルート作成 ④ドローンによる自動点検飛行の実施 ⑤撮影結果と撮影予定画像の比較の実施 |
使用機材 | DJI Matrice 30T |
デモ会は今後も全国各地で開催予定です。次回の開催は未定ですが、予定が決まり次第連絡します。
ご興味のある方は、以下よりご連絡ください。
ドローンスナップアプリでプラント点検を行う際、プラントの3Dモデルが必要となります。
デモンストレーションの最初は、ドローンを使用した写真測量でこの3Dモデルを生成する手順を見ていただきました。
プラントの3Dモデル生成自体は、DJI Terraというソフトウエアを使用しますが、当日はこのソフトウエアに読み込むための写真撮影をドローンスナップアプリを利用してドローンの飛行ルートを設定し、対象物を20m間隔で20枚ほどの写真を撮影しました。
DJI Terraで処理しやすいように、撮影結果が一定幅ずつオーバーラップする形で撮影を実施しました。
実際に使用したドローン(DJI Matrice 30T)
ドローンスナップによるルート作成画面
※水色の実線がドローンの飛行ルート
ドローンで撮影した写真をDJI Terraで処理すると、このくらいの建造物の場合、15分ほどでこちらの画面のような3Dモデルが生成されます。(処理時間は使用するPCの性能に依存します)参加された方は、目の前で容易に3Dモデルができることに驚かれていました。
DJI Terraで処理した結果の確認をしている様子
DJI Terraで3Dモデル生成を行う画面
DJI Terraで生成した3Dモデルをドローンスナップアプリに読み込み、点検用画像を撮影するために必要な自動飛行ルートの作成と撮影設定を行いました。ドローンスナップアプリでは、実際にドローンが飛行しているときの画角が画面上で再現されますので、直感的に撮影アングルの設定が可能です。最終的に設定した撮影ポイントを繋いだ飛行ルートが生成されます。
点検用の飛行ルートが生成された画面
自動点検飛行の様子
ドローンスナップアプリで生成された自動飛行ルートをドローンを操作するプロポに読み込み撮影を開始します。ドローンは、アプリ上で設定した通りのルートで、3分程度で30枚の撮影を行い離陸地点に戻ってきました。
自動飛行のため、パイロットは想定通り飛行しているかを監視しました。参加された方は、設定したルート通り、極めて短時間でドローンが飛行し撮影が行われる様子をじっと見られていました。
自動点検飛行の後、撮影した写真について評価を行いました。評価ポイントは、ドローンスナップアプリで設定されたとおりに撮影できているかという点と撮影した写真がプラントの巡視点検で必要とされる精度を満たしているかという点ですが、右の画像の通りアプリで設定した画角と寸分違わない画角で実際に撮影ができていました。
また、撮影品質も非常に鮮明で細かな錆の状態も十分に判別可能との評価をいただきました。
今回実施した手法では、一度ルート生成すると誰がドローンを飛ばしても同じアングルで同じ精度の写真が撮影できますので、
過去撮影した写真と比較することで対象物の経年変化をモニタリングする事ができます。
参加された方から、一連のデモンストレーションを通じて多数のご質問が出ていて、非常に盛況な場となりました。
デモ会および本サービスにつきまして、ご興味のある方は下記よりお問い合わせください。
株式会社レゾナックは2023年1月1日に昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)が統合して誕生した事業会社で、全国各地に支店、生産拠点、研究開発拠点を持つ化学メーカーです。今回は同社と行った「ドローンを活用したプラント点検」の実証実験で活用いただいた「ドローンスナップ」について、所感や効果を伺いました。