シーン別 活用事例

クローラクレーン点検

■導入前の課題

点検写真として必要な画角や解像度の写真を撮影するには、点検の専門ノウハウを持った人とパイロット資格を持った人が連携する必要があるため難易度が高かった。

■導入の効果

✓簡易的なレクチャーのみで利用者側で​ルート作成を実施!
✓撮影時間約32分!撮影準備等を入れても60分以内に完遂
✓ドローン操縦経験初心者でも高品質な撮影を実現
撮影枚数 152か所
撮影時間 31分56秒
バッテリー交換 1回
RTK補正情報 ichimill
座標取得方法 RTKモジュール
活用事例

遊園地アトラクション点検

浅草花やしき

■導入前の課題

・アトラクションが古いため、図面や3Dモデルが存在していない
・点検員が地上60mまではしごで登り点検が必要で安全性に懸念がある
・はしごが無い側面については地上からの目視点検、もしくは数年に1度の高所作業車での点検が限度
・目視点検では作業者のみが評価しており、第三者評価ができていない
・敷地の都合上、飛行可能範囲が狭いアトラクションのため正確なドローン飛行が必要

■実施内容

3次元測量の経験が豊富な株式会社スカイブリッジ様が、2022年に営業を終了した高さ約60m「スペースショット」の点検を以下手順にて実施。
①3Dデータ(点群データ)作成用に3Dレーザスキャナーを用いて3次元計測
②作成された点群データを活用し、ドローンスナップ上で自動飛行ルートを作成
③自動飛行による点検画像撮影を実施

■導入の効果

✓自動飛行ルート作成をより精緻にする3Dデータを僅か数時間で計測
✓点検担当者が求める角度、画角をドローンスナップ上でプレビュー確認した上で1回で点検用画像の撮影に成功
✓複数回にわたる飛行でも、敷地内で正確な自動飛行を実現
利用機材(ドローン) MAVIC 3Enterprise(RTKオプション付き)
利用機材(カメラ) 機体付属カメラ
利用モデル 点群データ lasファイル
利用ソフト 点群解析:Leica Cyclone REGISTER
フィルタリング:Trendpoint
RTK補正情報 ジェノバ
ドローン点検・3次元計測 椿本興業、スカイブリッジ
↑ルート作成イメージ
↑撮影予定画像と撮影画像
↑ドローンスナップを用いた自動飛行点検中の様子
ー浅草花やしき 施設安全課アシスタントマネージャー大八木氏、同課野副氏のコメント

 今回実施したドローン自動飛行点検は現場の微調整により、再現可能な仕組みを目の前で完成していく工程には、驚いた。例えば、点検ポイントの調整が現場ですぐに微調整できることに加え、ドローンの自動飛行スピードが少し速いように感じた際も、その場で、スピードダウン調整。顧客のわずかな不安をも取り除いていく対応は、保全担当者としてもとても心強い次第だった。
 自動飛行点検は今後拡大していくテクノロジーだと思うので、測量技術の活用も併せて、活発になればという想いも込めて、各遊園地と情報交換を一緒に進めていきたい。

橋梁点検

高知県 浦戸大橋

■導入前の課題

橋梁点検は、ロープアクセスや高所作業車による点検が主流。ドローン点検は万能ではないが、点検者の危険回避やコスト軽減の観点で今後ドローンを活用が有効。しかしながら、操縦者の技術に大きく左右される事が課題。

■実施内容

・高知県の公共測量分野で実績豊富で、ドローンや三次元レーザースキャナ等の最新技術を活用した取り組みにも積極的に取り組んでいる、タカチ測建様がドローンスナップを活用して飛行ルート並びに撮影場所を設定し自動飛行&撮影を実施。
・今回は、別途高知県で整備した浦戸大橋の3D点群データを活用して実証を行い、既存の三次元データの利活用の可能性も検証した。

■導入の効果

・高知県から提供を受けた三次元点群データをドローンスナップに取り込み、点検ポイントをアプリ上で設定したところ、自動飛行でアプリ上の予定画像と同様の画像を安定的に取得することが確認できた。
・自動飛行のため、繰り返し飛行しても同じ結果が得られ、撮影した写真では、橋梁の0.2ミリのクラックも確認できた。この内容について、高知県で橋梁を管理している高知土木事務所や技術管理課、高知県建設技術公社をお招きし説明を行った。
利用機材(ドローン) DJI / Matrice 300 RTK
利用機材(カメラ) DJI / Zenmuse H20
RTK補正情報

独自基準局設置

ドローン点検 タカチ測建
予定画像と撮影画像の比較
↑予定画像と撮影画像の対比
浦戸大橋全景
↑浦戸大橋全景
橋脚点検写真
↑橋脚点検写真
橋脚点検拡大写真
↑橋脚点検拡大写真

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