通勤混雑を避けるには、時差出勤は何時がベスト?

- 位置情報ビッグデータを使って調べてみました -

通勤混雑を避けるには、時差出勤は何時がベスト?
位置情報ビッグデータ・混雑統計®を使って調べてみました。

朝の通勤電車の混雑は、誰でも良い思いはしないもの。普段から嫌になっている方も多いのではないでしょうか。そんな中、東京オリンピックの開催や企業の働き方改革が注目され、時差出勤を推奨する企業も増えてきています。では、「一体、何時頃の通勤がベストなの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

そこで、ゼンリンデータコムでは、携帯GPSの位置情報ビッグデータ・混雑統計®で時間帯の電車移動者数について分析してみました。あくまで推定のデータではありますが、一考の材料になると幸いです。

※当分析では、首都圏の混雑統計®データから2019年10月の平日のデータを使用しております。また、GPSの測位誤差などによって実際の傾向と異なる可能性があります。電車の路線を含む100m四方のメッシュ単位で集計されたデータを用いており、個人を特定できるような情報は含まれておりません。
※この記事に基づいて意志決定された際に発生する一切の事象について、株式会社ゼンリンデータコムは責任を負いません。

 
今回の調査に使用した『混雑統計®』の詳細資料はこちらからダウンロードできます。

全体の傾向

通勤時間帯のピーク時の値を100%として、それに対する比率を時間別にグラフ化しました。
ピークは8時頃で、9時頃には落ち着きはじめ、10時頃には通勤ラッシュの波がほぼ落ち着くようです。
7時台、8時台はそれほど差がないため、時差出勤の場合は、思い切って時間を大きくずらすのがよいかもしれません。6時以前か10時以降であれば通勤ラッシュを避けて電車に乗っていくことができると予測されます。
※画像クリックで拡大

路線別の傾向

路線ごとの傾向についても、具体例を挙げてみます。もし皆さんがお使いの路線があったら是非、チェックしてみてください(重ねてになりますが、当分析の結果は実際の乗車人数ではなく混雑統計®による推定値となりますので、あくまで参考程度に考えていただけると幸いです)

JR

左から「山手線」「京浜東北線」「東海道線」「埼京線」「中央線」「総武線」「横須賀線」「南武線」「武蔵野線」「京葉線」「常磐線」「横浜線」の順
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東京メトロ

左から「丸の内線」「銀座線」「千代田線」「東西線」「半蔵門線」「南北線」「日比谷線」「副都心線」「有楽町線」の順
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都営地下鉄

左から「新宿線」「三田線」「大江戸線」「浅草線」の順
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私鉄

左から「東急田園都市線」「東急大井町線」「東急多摩川線」「東急池上線」「東急東横線」「東急目黒線」「京王線」「京王井の頭線」「小田急小田原線」「京急本線」「京急空港線」「東京モノレール羽田線」「新交通ゆりかもめ」「りんかい線」「日暮里・舎人線」「つくばエクスプレス」「京成本線」「京成押上線」「西武池袋線」「西武新宿線」「東武東上線」の順
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元となる位置情報データ 混雑統計®について

「混雑統計®」データは、NTTドコモが提供するアプリケーション※の利用者より、許諾を得た上で送信される携帯電話の位置情報を、NTTドコモが総体的かつ統計的に加工を行ったデータです。
位置情報は最短5分毎に測位されるGPSデータ(緯度経度情報)であり、個人を特定する情報は含まれません。
※ドコモ地図ナビサービス(地図アプリ・ご当地ガイド)等の一部のアプリ

転載・引用について

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また、各図のクレジット(「混雑統計®」©ZENRIN DataCom CO., LTD.)は削除・改変せずそのまま掲載をお願いします。

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