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    ~ドライブレコーダーの撮影映像や走行軌跡情報などを活用することで業務に合わせたサービス提供が可能~

ニュースリリース

業務用車両向け次世代テレマティクスサービスの提供を目指し業務協働に関する覚書を締結
~ドライブレコーダーの撮影映像や走行軌跡情報などを活用することで業務に合わせたサービス提供が可能~

2020年02月07日

 株式会社JVCケンウッド(以下、「JVCケンウッド」)、株式会社ゼンリン(以下、「ゼンリン」)および株式会社ゼンリンデータコム(以下、「ゼンリンデータコム」)は、ドライブレコーダーで撮影した映像や走行軌跡情報といったプローブデータを活用することで業務用車両向け次世代テレマティクスサービスの提供を目的とした、業務協働に関する覚書を締結しましたので、お知らせいたします。

 

ブロック組み合わせ
業務協働のイメージ

業務協働のイメージ

 

 

■業務協働の背景

 JVCケンウッドは、お客さまに新たな価値を提供する次世代事業の早期事業化を推進しており、これまで培ってきた車載技術を生かし、通信型ドライブレコーダーで撮影した映像に加え、位置情報や重力加速センサーといった各種データの解析結果をクラウドで活用するテレマティクスフリートマネジメントシステムの構築を図っています。また、タクシー業界に向けては、クラウドを活用したオペレータシステムからカーナビゲーション、配車情報を表示する車載システム、ドライブレコーダー、業務用無線機器などをトータルで提供する次世代IoT配車システム「CABmee(キャブミー)」を開発し、国内外のタクシー事業会社が保有する車両への搭載を進めています。
 ゼンリンは、「現実世界をライブラリー化する」をミッションに掲げ、各種情報を収集、管理し、地図データを提供するとともに、さまざまな情報を紐付ける空間情報におけるプラットフォームとして、位置情報ソリューションの提供を行っています。
 ゼンリンデータコムは、テレマティクスサービス構築に当たり、プローブデータの分析や解析技術のノウハウ蓄積に加え、ドライブレコーダーなどのハードウェアや、センサーなどを駆使した検出技術など、エッジ側システム構築のレベルアップを模索しています。

 

■業務協働の内容と今後の取り組み

 

 このたび締結した業務協働では、ゼンリンが提供する詳細な地図データを基に、ゼンリンデータコムのテレマティクスシステムにJVCケンウッド製の通信型ドライブレコーダーや、次世代IoT配車システム「CABmee」を搭載したタクシーが蓄積したプローブデータを活用。業務車両を運転するドライバーや事業者に向けた事故低減のための具体的なアドバイスを行うなど、安心安全のためのよりきめ細やかな情報提供を目指します。また、実際にタクシーやトラックが走行した道路のデータを分析することから、それぞれの業務に合わせた経路探索が可能となり、タクシー事業者やその乗客、トラックなどの運輸業者にとっても利便性の向上が図れます。


 JVCケンウッド、ゼンリンおよびゼンリンデータコムの3社は、このたびの業務協働を足掛かりとして、JVCケンウッドのタクシー配車システムに関する知見やノウハウ、「車載」「映像」「無線」技術などの強みを、ゼンリンおよびゼンリンデータコムが持つ地図を利用した技術・ノウハウと融合させることで、幅広い業務用車両向けの次世代テレマティクスソリューションの拡大を図ります。

 

 


<商標について> ・“CABmee”は株式会社JVCケンウッドの商標または登録商標です。