ニュースリリース

位置属性データとドライバーの走行データを活用したカーナビシステム向けメディアサービスの共同開発を開始

2016年10月25日

株式会社ゼンリンデータコム (本社:東京都港区/代表取締役社長:清水辰彦、以下「ゼンリンデータコム」)と株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区/代表取締役社長:大森壽郎、以下「博報堂DYメディアパートナーズ」)は、位置属性データとドライバーの走行データを活用したカーナビシステム向けメディアサービスの共同開発を開始いたします。

従来のカーナビシステムはドライバーを目的地に案内することにフォーカスされていましたが、今後本格化するコネクテッド・カー時代では、自動車そのものがICT端末としての機能を有し、ドライバーの走行データなどのデータを蓄積・分析することが可能となります。そのため、それらのデータをどのようにカーナビシステムに活用していくかが課題でした。

ゼンリンデータコムが保有する位置属性データは、ドライバーの走行場所を特定することが可能です。今回の共同開発では、その位置属性データと活用方法が課題とされていたドライバーの走行データを連携させることにより、ドライバーに対して有益な情報を提供することができます。加えて、株式会社博報堂DYホールディングス マーケティング・テクノロジー・センターが開発した、GPS、WiFi、iBeaconなどのセンサー情報や、過去の行動履歴等に基づいて配信する情報を変更する等、屋外での情報配信に対して高い自由度と柔軟性を実現することができる屋外情報配信プラットフォームを活用することにより、本メディアサービス開発が実現しました。

メディアサービスの第一弾として、ゼンリンデータコムが提供するカーナビアプリ『ゼンリンいつもNAVI [ドライブ]』アプリ(※)を活用し、ドライバーが設定した目的地へのナビゲーションだけでなく、ドライバーの位置情報や趣味嗜好に合わせた周辺のおすすめスポット・周辺店舗の広告配信および当該スポット・店舗等へのナビゲーションまで行う実証実験を、2016年10月3日 (月)よりAndroid版から先行して実施しています。

これによりドライバーは『ゼンリンいつもNAVI [ドライブ]』アプリを通じて有益な情報を受け取ることが可能となり、広告主は従来のWebやアプリへのバナー出稿ではない形で、自社店舗への誘導が可能となります。

今後、ゼンリンデータコムと博報堂DYメディアパートナーズは、本アプリを活用した実証実験の結果をもとに、カーナビシステムへの組み込みやコネクテッド・カーへの提供を想定したメディアサービスの開発を推進していきます。さらに、株式会社博報堂をはじめとしたグループ各社を通じて、企業に対する本メディアサービスの導入提案等を行っていきます。