CBcloud株式会社 様

Google Maps PlatformとZNETTOWN mobile API(住宅地図)の組み合わせにより、ラストワンマイル配送の業務効率化を実現。
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CBcloud

[導入サービス]
Google Maps Platform
ZNETTOWN mobile API(住宅地図API)

昨今の緊急事態宣言やステイホームによって、巣ごもり需要が増加し、ECサイトの利用が急増。宅配の荷物量も著しい増加を続けており、ドライバー不足、業務過多、サービスの品質低下といった問題が表面化しました。CBcloud様は物流の現場を支えるプロダクトを通じて、ドライバーの正当な業務評価や配送の効率化といった環境を提供し、ITによる業界変革を推進しています。

今回お話を伺った方

徳盛 太一朗 様

CBCloud株式会社SmaRyu事業本部 エンジニアマネージャー
入社直後からPickGoの開発を担当し、現在はエンジニアマネージャーに従事。
徳盛 太一郎様

物流業界の課題解決で生まれたプロダクト
公開当初からGoogle Maps Platform を組み込む

CBcloudは軽貨物配送車マッチングプラットフォームから始まった会社です。物流業界の構造として、元々の荷主から出された荷物が下請けへ、そのまた下請けへと回される多重下請け構造があり、実際に荷物を運ぶドライバーに適正な賃金が支払われないという現状があります。そうした業界上の課題を解消したいという想いがきっかけで、私たちのプロダクトは生まれています。

「PickGo(ピックゴー)」はフリーランスの軽貨物ドライバーと、荷主を直接繋ぐマッチングプラットフォームです。軽貨物から始まり、現在は大型トラックや特殊車両を取り扱う運送会社、バイク・自転車パートナーともマッチングできるようになっています。
徳盛 太一郎 様
企業の配送物をマッチングする法人向けのPickGo for Businessに加え、2020年4月からフリーランスのドライバーや二輪車パートナーと個人の方をマッチングさせ、食料品や日用品などの買い物を届けたり、テイクアウト予約した品物を代わりに受け取って届けたりといったサービスも展開しています。
PickGo(ピックゴー)
「ルーティング機能」ではGoogle独自の渋滞情報を考慮し、複数の経由地を含む始点終点間の道順を計算するDirection Advanced API(Google Maps Platform)を利用しています。

また、お客様が記載する配送先住所は表記にゆらぎがあり、正確であるとは限りません。Geocoding API(Google Maps Platform)を利用することで、記載された住所を緯度経度に変換するとともに、ある程度の割合で住所のゆらぎを吸収できます。また、住所を特定できない場合でも、緯度経度の精度レベルの情報が返ってきます。サービス側で緯度経度の精度レベルに応じた対応を取ることが可能なため、重宝している機能の一つです。

ラストワンマイルの配達効率をさらに上げるため
「ZNET TOWN mobileAPI」を導入

PickGoを運営する中で、昨今のコロナ禍やECの拡大に運び手が追いついていない現状が表面化しており、宅配をより効率化させるためにはどうしたらいいかと考えて生まれたのが「SmaRyu Post(スマリュー ポスト)」です。
SmaRyu Post(スマリュー ポスト)
SmaRyu Postでは、配送センターからお客様へ届ける最後の接点、いわゆる「ラストワンマイル」をいかにスマートにするかを重視しています。宅配従事者は基本的に成果報酬で、1日に何個配達できるかが収入に影響するためです。

そのため、彼らは出発する前に100個近くの荷物を効率よく配達できるルート組みを自ら行うのですが、その作業が非常にアナログです。紙の住宅地図に配達先のピンを書いて、それを眺めながら感覚と経験でルートを作っていきます。SmaRyu Postではその作業を自動化し、出発前の工程を数十分まで短縮できています。
100個、200個と荷物を請け負った際に、配達先に到着した後、トラック内にある荷物をいかに早く探し出せるかということも非常に重要です。1個1分ロスすると、それだけで100分のロスになってしまうためです。SmaRyu Postでは、「ルーティング機能」で経路からお届けする住所を算出し、「荷積み位置指定機能」で車内の荷積み位置を自動指定できるようにして、出発前だけではなく全体を通して効率化を図っています。

実は、開発当初はSmaRyu Postに住宅地図の機能を入れていませんでした。住宅地図を利用する前は、前工程の時間短縮と配達 先の近くへ行くところまでは効率化できていましたが、配達先の近くからドアに到着するまでの細かい情報にどうしても届きません。そこの時間を短縮するためには、やっぱりZNET TOWN mobileAPI(住宅地図API)だというのが、導入した理由です。
徳盛 太一郎 様

今後の展開「コストセンター」から事業を後押しする
「パワー」への転換を目指す

大手と比較して、私たちの強みは当日でも配送できる即時性、配送品質の高さ、リーズナブルさの3つがそろっていることです。コロナ禍で需要が高まるオンライン診療に関わる配送や、フードデリバリー・ドラッグストア・ネットスーパーの配達などが、特に私たちのプロダクトと相性が良いサービスです。

配送は企業活動において「コストセンター」と見られがちですが、私たちのマッチングプラットフォームをご活用いただくことで、「コスト」から事業を後押しする「パワー」へ認識を転換していきたいと考えています。
徳盛 太一郎 様
2021年6月にPickGoのAPIを公開し、「PickGo配送API」としてサービスを開始しました。本APIを導入することで、導入企業と全国4万名(四輪車ドライバー3万名、二輪車ドライバー1万名)のPickGoパートナーが瞬時に自動マッチングして集荷・配送が可能です。このサービスによって、私たちの強みである「マッチング率の高さ」や「即時性の高い配送」をさらに強化し、配送の認識転換を加速させていく考えです。

SmaRyu Postもアップデートを毎月行っています。いま検討しているのは、例えばルーティング機能に事故リスクの低い「左回り・左駐車」の要素を加えるといった、ドライバーの安全をシステム面で支えるアイデアです。ラストワンマイルの配送は効率と安全が求められ、その両面において住宅地図は非常に重要です。
ゼンリンデータコムさんの協力のもと、これからも現場で働く人のために、ITによる物流業界の変革を推進していきたいです。

Products | 導入サービス

Google Maps Platform

Google Maps Platform

Android、iOS、ウェブブラウザ、HTTP経由で利用できるGoogleが提供するWeb地図サービスです。
Webサイトやアプリに利用するために必要なあらゆるツール(API)をご利用いただけます。

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